よくあるご質問

よくあるご質問

Q01.急性中耳炎の後、どれ位の割合で滲出性中耳炎になるものなのでしょうか?

Q02.何度も何度も中耳炎を繰り返して保育園を休ませているのですが、何か良い方法は無いでしょうか?

Q03.中耳炎の時は飛行機には乗らない方が良いでしょうか?

Q04.中耳炎は耳に水が入って起こるものではないと聞いたのですが、それであれば、なぜプールに入ってはいけないのでしょうか?

Q05.滲出性中耳炎の際に耳栓をすればプールには入れますか?

Q06.鼓膜切開を何度も行うと鼓膜が閉じなくなることがあると聞いたのですが、本当ですか?

Q07.子供が2歳なのですが、そちらではチュービング挿入はしてもらえますか?

Q08.中耳炎にならないための何か予防法があれば教えてください。

Q09.Hibワクチンや肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンは中耳炎の予防効果があるのでしょうか?

Q10.大人でも中耳炎になることはありますか?

Q11.アレルギー性鼻炎と中耳炎は何か関係があるのでしょうか?

Q12.耳が痛いと子供が言うので中耳炎だと思うのですが、夜中であれば様子をみたほうがいいですか?あるいは救急病院にかかったほうがいいでしょうか?

Q01.急性中耳炎の後、どれ位の割合で滲出性中耳炎になるものなのでしょうか?
A.小児に限れば、ある報告では、「初めて急性中耳炎にかかった幼児の約半数が1 年以内に急性中耳炎を再発し、20%が滲出性中耳炎に移行した。特に急性中耳炎を再発した幼児に限ると3 人に1 人が滲出性中耳炎に移行した」、というデータがあります。
ただし、患者さんの体質や家庭環境・季節によって大きく左右されるもので具体的な数字を提示することは難しいものです。
Q02.何度も何度も中耳炎を繰り返して保育園を休ませているのですが、何か良い方法は無いでしょうか?
A.やはりすべての疾患に言えることは休息です。保育園を休ませることによって確実に治すことができるのであれば、ご家庭に支障が無ければ休ませてあげて下さい。多くの小児は年齢と共に中耳炎を起こす回数は減ってゆきます。どうしてもご家庭の事情で休ませることが困難なのであれば、鼓膜チューブ挿入術などの手術も検討致しましょう。ただし、鼓膜チューブ挿入術にはデメリットも存在します。
Q03.中耳炎の時は飛行機には乗らない方が良いでしょうか?
A.炎症がひどく通院治療中であれば、可能なら避けて頂いたほうが良いでしょう。社会人の場合は困難だと理解してはおりますが、やはり中耳炎が治ってから乗って頂くか、国内であれば電車もしくは車での移動をお勧め致します。海外への飛行機は飛行高度も高く、リスクは国内便よりも更に高くなり、また海外で高額な治療を受けるという医療リスクの問題もあるため、出来ればやめましょう。飛行機に搭乗したからといって、気圧差でいきなり中耳炎が悪化するとは限りませんが、耳管機能不全状態(耳抜きが出来ない状態)のため鼓膜に穴があいていない場合は、飛行機降下時にあなたは今まで経験したことが無いような気が狂わんばかりのひどい耳痛に襲われるかもしれません・・・。
Q04.中耳炎は耳に水が入って起こるものではないと聞いたのですが、それであれば、なぜプールに入ってはいけないのでしょうか?
A.耳ではなく、鼻への影響が問題となります。プールの塩素によって鼻粘膜が障害され、鼻腔内の炎症が長引き、中耳炎の治療を妨げることになります。また、急性中耳炎であれば炎症も強い為、体を動かすことによって中耳の炎症がひどくなり、症状が悪化するケースもあります。ただし、軽度の滲出性中耳炎で鼻腔内に炎症がほとんど無い場合は医師が許可すれば入って頂けることもあります。また、既に鼓膜チューブ挿入術を受けている方は耳栓装着などによってプールに問題なく入ることが出来ます。
Q05.滲出性中耳炎の際に耳栓をすればプールには入れますか?
A.先に述べたように既に鼓膜チューブ挿入術を受けられている方は医療用耳栓装着で何ら問題なくプールや海に入れます(ただし、飛び込みや深い潜水は厳禁です)。耳に水が流入して滲出性中耳炎になるわけではありませんので、滲出性中耳炎の方が単に耳栓をしても意味はありません。医師の許可を得てから入るようにしましょう。なお、プールの可否は中耳炎の重症度によって医師の対応は異なります。
Q06.鼓膜切開を何度も行うと鼓膜が閉じなくなることがあると聞いたのですが、本当ですか?
A.繰り返し、頻回な鼓膜切開を行えば、鼓膜の再性能力の低下によってそういったこともあるかもしれません。ただし、基本的に1~2回の切開ではそういったケースは大変少ないと言えます。
なお、鼓膜切開後の炎症があまりに強かったり、耐性菌が中耳炎の原因菌の場合は切開後が大きく穿孔し、穴が残ることもまれにあります。
リスク軽減のために頻回な鼓膜切開が必要な場合は、むしろ鼓膜チューブ挿入術を行った方が良いでしょう。
Q07.子供が2歳なのですが、そちらではチューブ挿入術はしてもらえますか?
A.2歳以下の症例では原則当院では鼓膜チューブ挿入術は行っておりません。全身麻酔が必要となるケースが多いからです。全身麻酔下の手術が必要な時は近くのあいち小児健康医療総合センターなど関連病院へご紹介とさせていただきます。3歳以上のお子様で当クリニックに通いなれて、手術中に動くことの無いおとなしいお子様であれば、ご両親の許可を得てから当クリニックで施術いたします。
Q08.中耳炎にならないための何か予防法があれば教えてください。
A.残念ながらこれと言った決め手はございません。規則正しい生活をして、3食好き嫌いをせずしっかり食べることなど一般的な病気を防ぐ方法と特に変わりはありません。
中耳炎の原因は風邪なので、風邪が流行する季節は人ごみを避けていただき、それでも風邪をひいたなら、中耳炎を繰り返す方は耳鼻咽喉科専門医を早めに受診しましょう。
Q09.Hibワクチンや肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンは中耳炎の予防効果があるのでしょうか?
A.肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンは中耳炎の予防もしくは減少に効果があることははっきりしています。小児用の肺炎球菌ワクチンは急性中耳炎全体の発症が5.8~6%減少し、反復性中耳炎は9.5~16%減少、鼓膜チューブ挿入術の減少率は24.9~39%、さらに急性中耳炎による診療所受診回数の減少率は9%との報告があります。またインフルエンザワクチンは流行期における急性中耳炎を約35%減少させるといった報告もあります。
Hibワクチンが中耳炎に効果があると誤解されているケースが多いようですが、現在行われているHibワクチンは髄膜炎や肺炎の主な起炎菌となるb型インフルエンザ菌に対してのみ有効性があるものなので、中耳炎をはじめとした上気道感染症(いわゆる風邪のこと)の起炎菌となるNT型インフルエンザ菌には効果はありません。
Q10.大人でも中耳炎になることはありますか?
A.もちろん小児だけでなく、大人の方も中耳炎になるケースが小児ほどではありませんがあります。風邪をひいたり、インフルエンザに感染した時、また勢いよく鼻をかんだ時、風邪気味で飛行機に乗ったり、スキューバダイビングを行った時や妊娠中など免疫力が低下している時によく発症されます。
治療法は小児と同じで、抗生剤や鎮痛消炎剤の内服や心身の安静、風邪をひいていれば風邪の治療などが必要となります。重症の場合は鼓膜切開も行います。
Q11.アレルギー性鼻炎と中耳炎は何か関係があるのでしょうか?
A.アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(ちくのう症)をもつ小児は急性中耳炎や滲出性中耳炎にかかりやすく、また症状が長引いたり、反復しやすいという事実があります。アレルギー性鼻炎・ぜんそく・アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質をもつ小児の場合、急性中耳炎や滲出性中耳炎を発症するリスクがアレルギーを持たない小児の2倍以上高いという報告もあります。小児はそのため、急性中耳炎と同時にアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の治療も非常に大事となります。
Q12.耳が痛いと子供が言うので中耳炎だと思うのですが、夜中であれば様子をみたほうがいいですか?あるいは救急病院にかかったほうがいいでしょうか?
A.まずは痛みを取り除いてあげなくてはいけません。そのためには解熱鎮痛薬(熱冷まし)を使いましょう。ご家庭では、「熱冷まし」として座薬(アンヒバ座薬など)や飲み薬(カロナールなど)を準備されているケースが多いので、それを使用しましょう。市販薬でも「アセトアミノフェン」が主成分の薬であれば問題ありません。
※市販薬の場合は「1歳未満は使用できない」など細かい規定があるので使用説明書をよく読んでから正しく使用してください。
よく「熱冷ましは熱がない場合は使ってはいけない」と誤解されているケースがありますが、熱がなくとも痛みがあれば使用してください。使用法をしっかり守れば大丈夫です。
多くの場合は1、2回の使用で十分の効果が期待できます。「熱冷まし」の準備が無い場合や「熱冷まし」の使用での持病の熱性けいれんの出現が心配で使用がためらわれる場合は、冷却したタオルや氷枕などを軽く痛みのある耳にあててあげてください(タオルに巻かずに氷を直接耳に当てるなど、極端に冷たいものを長時間あててしまうと、耳が凍傷をおこす危険があるのでその点は注意して行って下さい)。
お子さんが激しい痛みを訴えられますと親御さんは大変心配になると思いますが、救急病院への受診は夜間すぐでなくとも翌日で治療上は問題ありません。
ただ、耳の後ろが極端に腫れている、子供がぐったりしているなどおかしな点があればすぐの受診をお願いします。

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柊みみはなのどクリニック
(耳鼻科・小児耳鼻咽喉科・歯科)
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